食べてはならない

レビ3:17「あなたがたは脂肪も血もいっさい食べてはならない。あなたがたが、どんな場所に住んでも、代々守るべき永遠のおきてはこうである」
レビ記の7章にはさらに詳しく食べていいものと、いけないものの指定がされています。その中で牛、羊、やぎの脂肪は一切食べてはいけない(7:23)…と書かれており、厳しく禁じられています。レビ記の記述を中心として、ユダヤ人たちは「カシュルート」という食事規定を設けており、コーシェルなどとも呼ばれています。出エジプトには「子やぎを、その母親の乳で煮てはならない(出23:19)」とあり、ユダヤ人はハンバーガとミルクを一緒に食べないそうです。牛丼とミルクも当然だめです。また、「子やぎ」という部分が拡大解釈され、親子丼も食べられないとされています。時代が移りイエス様のときには、「口に入る物はみな、腹に入りかわやに捨てられることを知らないのですか(マタ15:17)」と言わ れ、食べ物が人を汚すのではないとされました。また、ペテロもすべての食べ物が聖くされた、というまぼろしを見ています(使10:15)。ユダヤ人は今でも古い律法に従い、食べ物に気をつけ、罪から離れるように生活しています。しかし、口から入るものが人を汚し、罪を犯させるわけではありません。むしろ、口から出ることばが人を汚すのです(マタ15:18)。食べることも主の栄光につながると思います。