つまずきを与えない

1コリ10:32「ユダヤ人にも、ギリシヤ人にも、神の教会にも、つまずきを与えないようにしなさい」
1コリント10章はおもに食べ物についての教義や説明が書かれています。「つまずき」は英語では「offence(NIV)」、ギリシャ語では「aposkopos(アポスカポス)」が使われており、それぞれ「攻撃のすきを与えない」という意味です。食べ物を食べるのを見てさばく人がいるのは事実です。とくにユダヤ人にはコーシェルという食事規定が今でもあり、食べていいものとそうでないものとがはっきりと分かれています。食べることで人は汚れません(マタ15:17)。しかし、何かのルールに従っている人たちには、食べる内容に加え、食べる順番やマナーなどの決まりごとがあります。ラーメンやそばはズルズルと音を立てて食べたいものですが、多くの国では音を立てて食べることはマナー違反です。外国に行ったり、外国の人がいるときは注意して麺類を食べなければなりません。また西洋のマナーでは食器を持って食べることは ありませんが、日本では逆に口を食器に近づけることがマナー違反になります。アジアの国では手で食べる習慣もあります。正しい、正しくないではなく他の人が口を挟めないようにすべきです。