ナダブとアビフの罪

レビ10:9「会見の天幕に入って行くときには、あなたがたが死なないように、あなたも、あなたとともにいるあなたの子らも、ぶどう酒や強い酒を飲んではならない。これはあなたがたが代々守るべき永遠のおきてである」
アロンの長男ナダブと次男アビフが何をしたのかは書かれていませんが、自分の火皿を取り、その中に火を入れ、その上に香を盛り(1)とあり…これらのことは聖書に命じられていることで特別に何かに違反しているようではありません(民16:18)。自分の火皿というのも250個祭司個人の火皿があり(民16:17)、モーセとアロン、さらに長老70人に加えて、ナダブとアビフも会見に召されていたので(出24:9)彼らの火皿があっても不思議ではありません。彼らの罪のヒントは、ナダブとアビフが死んでから後に、神が禁じられた命令にあると思います。まず「髪の毛を乱してはならない。また着物を引き裂いてはならない(6)」とあります。次に酒を飲んではならない、と続きます。ひょっとしたらナダブとアビフは髪の毛を整えずに、着物も破れたまま主の前に立とうとしたのではないでしょうか?さらに酔った状態だった可能性もあります。火皿の火が問題ではなく、彼らの姿勢に大きな問題があり、彼らは焼き尽くされてしまったのです。