ヨシュ12:24「ティルツァの王ひとり。合計三十一人の王である」
約束の地には31の王国があり、31人の王がいました。まず、ヨシュアはハラク山からバアル・ガドまでを征服したとあります(11:17)。しかし、「ヨシュアは、これらすべての王たちと長い間戦った(11:18)』とあるように、簡単に戦いに勝てたわけではありませんでした。エジプトから救い出されたとき、誰もが主が約束された地にすぐに行けると思ったに違いありません。２～３日も旅をすればそこは安住の地で、奴隷から開放してくださった神はほめたたえるべきかな…となったはずです。主が御業を行なう場合、誰もが「すぐに」とか「瞬時」にと思うかもしれません。確かに、聖書のいくつかの記事は、「言い終わらないうちに」神のことばが成就したことを伝えています。ところがそうでない場合もたくさん聖書には書かれています。ヨシュアが戦えばすぐに勝利を得て、約束の地を占領できた…とは書かれていないのです。神に不可能はありません。しかし、神にご計画があるのも知っておくべき、もう一面だと思います。自分の考える時間の都合だけを優先させるなら、神は融通の聞かない、行なうのに遅い方…という勘違いをし勝ちです。ヨシュアが戦いに勝つまでには、忍耐と従順が問われていたのです。
