ベニヤミンにエルサレムが

ヨシュ18:28「ツェラ、エレフ、エブスすなわちエルサレム、ギブアテ、キルヤテなど十四の町と、それらに属する村々であった。これがベニヤミン族の諸氏族の相続地であった」
ガドとルベンとマナセの半部族は早々とヨルダン川の西の地を放牧するために取っていました(13:8)。そして、ユダ(15:20)、ヨセフ族のマナセの残りの半部族とエフライムも相続地を決定していました(16:4)。残るは7部族です(シメオン、イッサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、アシェル)。その中で1番くじを引いたのはベニヤミンでした(21)。ベニヤミンの獲得した町の中にエブスの町があり、この町はユダ族が一度追い払いに失敗し、エブス人とユダ族が同居している状態でした(15:63)。やがてダビデがエブスの町をヨアブの活躍で勝ち取り、それ以降エブス人のエルサレムの町はイスラエルの首都となるのです(1歴11:5)。ヨシュア記にはエルサレムはユダが一度攻略に失敗し、ベニヤミンに与えられたことが書かれており、このちょっと複雑な関係がやがてイスラエルが南北にに分かれるときにユダとベニヤミンがエルサレムを首都とする南ユダ王国に属するようになります。イエス様はユダ族の末裔として生まれ、ダビデの根(黙5:5)、あるいはエッサイの根(イザ11:10)と称され、人々を救うために十字架に架かれたのです。