甘いぶどう酒

イザ5:4「わがぶどう畑になすべきことで、なお、何かわたしがしなかったことがあるのか。なぜ、甘いぶどうのなるのを待ち望んだのに、酸いぶどうができたのか」
最初は甘いぶどう酒ができるはずでした。それは実りの良い、香り高く、良質の酒のことです。主はぶどう畑にすべきことをすべてしたとおっしゃっているのです。ぶとうを作る場所には動物や盗人が来ないように石垣が巡らされ、見張り小屋がありました。ぶどうの木には雑草などがつかないように管理し、良いぶどうを作ろうとしますが、もはや「枝はおろされず、草は刈られず、いばらとおどろが生い茂る(6)」ようになり、雨も降らないと預言されています(6)。主が忠実なお方で、すべてを整えてくださいました。問題は人間側にあるのです。どんなに環境が整おうとも、人の心が神に向かい真剣に語られた御言葉を守ろうとしなければ何も起きません。「主のみおしえをないがしろにし、イスラエルの聖なる方のみことばを侮った(24)」と書かれているとおりです。真理なるお方に向き合うには、真摯な態度が求められます。目に見えないからとあなどって酸いぶどう酒を作るようなら、さばきが下るのです。甘く、良質のぶどう酒は主のみ言葉を守ることから始まるのだと思います。