人の誇れる記憶など

イザ26:19「あなたの死人は生き返り、私のなきがらはよみがえります。さめよ、喜び歌え。ちりに住む者よ。あなたの露は光の露。地は死者の霊を生き返らせます」
14節には「死人は生き返りません」とも書かれています。ここでは生き返る人と生き返らない人が対比して書かれて、生き返らない人たちは彼らの記憶さえなくなってしまう(14)…とあります。どんなに生きている間に世間に影響を及ぼすことをしたとしても、どんなに一時の栄光を手に入れたとしても、死んだらそれはなくなってしまいます。人にはそれぞれ自慢するべきことがあるでしょう。有名大学に入れた、スポーツで歴史に残る記録を出した、映画に出演し多くの人を感動させた…などなど、金メダルやオスカーなどはその人の勲章でもあります。しかし、それらの死んでそれらの人の記憶さえなくなってしまうとしたら、何の意味があるのでしょうか?「ちり」のような取るに足りないところに住もうが、「露」のような一滴のしずくのような存在であろうが、生き返ることができ主をたたえることができるなら、そちらのほうが記憶を消されるよりはましだと思います。パウロは「自分の弱さを誇ります(2コリ11:30)」と語り、エレミヤには「わたしを知っていることを誇れ(エレ9:24)」とあります。記憶を消される前に主を知り、罪から離れ、終わりの時代によみがえられるようになりたいものです。