いのちの書に名前を

詩69:28「彼らがいのちの書から消し去られ、正しい者と並べて、書きしるされることがありませんように」
いのちの書がどんなものかはわかっていませんが、その中に書かれている名前が1人だけ聖書に登場します。それは「いのちの書に名のしるされているクレメンスや、そのほかの私の同労者たちとともに…」というピリピの記述で(ピリ4:3)、クレメンス以外に数名の同労者の名前があったようですが、はっきりと示されているのはクレメンスだけです。黙示録によれば、さばきのときに主の前に立った者たちはいのちの書に書かれている行いに応じてさばかれる…ということが書かれています(黙20:12)。ダビデがどうやっていのちの書の存在を知ったのかは不明ですが、イザヤ書にもその存在が記されていることから、旧約の時代からその存在は知られていたことがわかります(イザ4:3)。しかも、この書物は死後にさばきのときに神の前に立ったときに開かれるものです。さばきのときは神の最終判断が下されるときです。そのときに、はっきりと自分は罪人で生きている間に罪を犯したことを認める必要があります。そして、イエス様を信じる人々にはイエス様ご自身が弁護人として立たれ、父なる神に申し開きをしてくださるのです(1ヨハ2:1)。