ペレツのように

ルツ4:12「また、主がこの若い女を通してあなたに授ける子孫によって、あなたの家が、タマルがユダに産んだペレツの家のようになりますように」
ユダの長男エルには嫁タマルがいて、子供が産まれるのを待っていましたが、エルは死んでしまいます。次男のオナンも死に、3男シェラはまだ子どもでした。そして、タマルの知恵によってユダとの間に生まれたのがペレツでした(創38章)。ペレツに関してはどういう人生でどのような人物だったかは聖書に書かれていませんが、彼の子がヘツロンだということは書かれています(18)。ボアズとルツとの間に生まれた初子は、律法によるならエリメレクの跡継ぎです(申25:5-9)。しかし、聖書はボアズの子はオベデだとされています。おそらく、ボアズ自身にそれ以降子どもがなく、エリメレク家のオベデを養子として、自分の第一子としたのではないかと思われます。なぜならボアズは律法に詳しく、ルツをめとる時も決して主のことばに反することをしなかったからです。そして、オベデはペレツの家のように祝福されるように…とあり、ペレツが祝福されていたことが垣間見えます。ボアズもルツも主に従った結果、主から目を留められユダの子孫となり、ダビデの先祖となりえたのです。そしてもっと先にはイエス様の誕生があります。