ソドムのほうが罪が軽い

マタ11:24「しかし、そのソドムの地のほうが、おまえたちに言うが、さばきの日には、まだおまえよりは罰が軽いのだ」
ソドムのほうが罪が軽い…とはすごい言葉を言われたものです。コラジン、ベツサイダ(21)、カペナウム(23)はそれぞれガリラヤ湖周辺の町々で、イエス様が宣教に行かれいろいろな奇跡を行なったところです。すでに多くの人はイエス様が多くの奇跡を行なうことを知っていました(8:16)。悪霊を追い出し、病気を治されたのに、人々は神をあがめず便利な呪術師でも現れたぐらいにしか思っていなかったようで、笛を吹こうが、弔いの歌を歌おうが(17)反応せず、食事をしなければ悪霊に取り付かれてると言い(18)、食事をしたら食いしん坊だと陰口を言われる有様です(19)。イエス様は責め始められた(20)とあります。イエス様の宣教された日数はわずかです。そこに立ち会えた人々はある意味ラッキーな人たちで、宝くじに当たるより確率の低いチャンスにめぐり合ったのです。後世の我々にしてみれば、直接イエス様の肉声を聞いた人々をうらやむばかりです。目で見て、耳で聞いてもメシヤを受け入れないものかと思いますが、おそらく今イエス様が来られたとしても同じようなことが起きるような気がします。決して当時の人たちを笑うことはできないのです。いつも神を待ち望む信仰だけが、本当にイエス様が来られたことを知る方法だと思います。