マタ12:37「あなたが正しいとされるのは、あなたのことばによるのであり、罪に定められるのも、あなたのことばによるのです」
天地が神のことばによって造られ、人も神の姿に似せられて造られたのなら、人が話すことばにも力があるのでしょう。世の中には詐欺師や偽善者と呼ばれる人がいて、口からでまかせを言い多くの人を騙します。ヤコブは「賛美とのろいが同じ口から出て来るのです。私の兄弟たち。このようなことは、あってはなりません(ヤコ3:10)」と言い、話すことばに注意するように勧めています。よく「心にもないことを…」というフレーズを聞きますが、イエス様は「心に満ちていることを口が話すのです(34)」と言われています。そういう意味では詐欺師や偽善者はうまく聖書の真理を逆手にとっているといえます。彼らはさばきの日にも主の前で「心にもない」ことを言うのでしょうか？しかし聖書には「人はうわべを見るが、主は心を見る(1サム16:7)」とも書かれており、人が神を欺くことはできません。いくら「主を賛美します」と題目のように言ったとしても、主は常に心の中をご覧になっています。人生の中にはダビデのように、「主よ、お救いください(詩12:1)」という場面もあるはずです。率直に神に話してみてはいかがでしょうか？
