主がそうしむけた

1王11:30「彼の子には一つの部族を与える。それはわたしの名を置くために選んだ町、エルサレムで、わたしのしもべダビデがわたしの前にいつも一つのともしびを保つためである」
ソロモンが主から知恵を与えられイスラエルは繁栄の頂点を迎えますが、ソロモンの治世40年(42)の間ですでに崩壊の兆候は現れていました。ヤロブアムは預言者アヒヤのことばでソロモンを裏切ります(20-33)。ヤロブアムがエジプトに逃げている間に(40)ソロモンの息子レハブアムが王になりましたが、彼には父ソロモンのように知恵がなく、長老と若者の両意見を聞いたときに民を苦しめる判断をします(12:14)。それは主がそう仕向けたと書かれ、ヤロブアムが主に遣わされた器であることが判ります(12:15)。現代でも、ときどき国の最高責任者があり得ない判断をすることがあります。ときにはそれが引き金となり戦争につながったり、国が大きく傾くようになることにつながります。神には計画があり、それぞれの国が担う神の計画の一部は部分的で、ある程度時間や時代が移り変わらないとわかりません。日本のことを話すなら、世界の各地から日本に宣教師が送られ、日本が宗教自由が保障されているにもかかわらず、クリスチャンの数は劇的には増えません。しかし、それも神の計画の一部だと悟るなら、やがて来る終末に何らかの役割を日本が担っている可能性があります。