全家にかかわること

エゼ12:10「彼らに言え。『神である主はこう仰せられる。この宣告は、エルサレムの君主、およびそこにいるイスラエルの全家にかかわるものである。』」
「彼らの見ている前で」…と繰り返し語られています。それはユダヤ人たちが「見る目があるのに見ず、聞く耳があるのに聞こうとしない(1)」からです。預言者が語ろうが、デモンストレーションしようが、聞こえても聞こえぬふり、見ても見えないふりをされてはどうしようもありません。イエス様が来られたときも人々はしるしを求めましたが、イエス様はヨナのしるし以外は与えられない(マタ12:39)と言われました。ヨナはニネベに対して預言した預言者で、イエス様の時代からだと600年ほど前の出来事です。よりによって最寄のしるしが600年も前だと言われるなら、次のしるしはいつになるかわかりません。しかし、ここでエゼキエルに言われたのはイスラエルの全家にかかわることで、もう見過ごすのできない待ったなしの状態です。いつまでもエゼキエルがピエロのように行動すると きは終わりました。彼のメッセージを真摯に受け止め、主に立ち返るときが来ているのです。