どれだけすぐれているのか

エゼ15:2「人の子よ。ぶどうの木は、森の木立ちの間にあって、その枝が、ほかの木よりどれだけすぐれているのか」
英語NIVでは「how is the wood of a vine different from」となり、「どのくらい違いがあるのか」というニュアンスになります。もちろんぶどうの木はユダヤ人のことを指しているのですが、もともと主から選び出された特別な民族だったはずですが、他の木と何が違っているのか…と言われるのはつらい限りです。役にも立たず(4)、何も生産性がないのなら(5)、ただたきぎとして切り倒され、火にくべられるだけの存在です(6)。ユダヤ人が決して劣っている民族だとは思いませんが、彼らが選ばれた理由は律法を守り、主のみを礼拝し、神と人が正しい関係にあるなら、主の栄光が輝き他の民族にも証しができたからです。それはもう難しい課題になってしまいました。多くの時間主は忍耐しておられましたが、それも終わりです。これから先は、彼らが失敗したこ とを土台に完成者が現れ、律法を成就させ、本来あるべき神と人との関係を完成させてくださいます。神の計画の第一章が終わろうとしている預言がこれです。