霊を与えられたユダヤ人

エゼ36:26「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える」
「霊」はヘブル語で「ruwach(ルアーク)」で、創世記の最初に「神の霊は水の上を動いていた(創1:2)」に出てくる「神の霊」と同じことばです。ちなみに同じ日本語表記の「luwach(ルアーク)」は板のことで、モーセ十戒が書かれた板を指すヘブル語です。ここではユダヤ人たちが「すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く(24)」と書かれ、1948年のイスラエル再建国のことのようにも思えます。しかし、聖霊を受けたユダヤ人となると非常に少なく、イスラエルの人口約600万人に対してクリスチャンは1.5~2%ほどで、さらにボーンアゲインと呼ばれるメシアックジューの数はほんのわずかでしかありません。しかもイスラエルにいる全員がユダヤ教ではなく、イスラム教徒が17%もいます。またユダヤ人全員が熱心なユダヤ教徒ではなく、旧約聖書(あるいはモーセ5書)の律法を厳密に守って生活しているのは全体の約20%ほどだそうです。それでも年々メシアックジューの人口が増えていることは世界各国から報告されています。エゼキエルの預言がすべてのユダヤ人を指しているかは わかりませんが、確かに主の霊は働かれているのがわかります。