ダンの名前と黙示録

エゼ48:1「部族の名は次のとおりである。北の端からヘテロンの道を経てレボ・ハマテに至り、ハマテを経て北のほうへダマスコの境界のハツァル・エナンまで―東側から西側まで―これがダンの分である」
エゼキエル48章と黙示録21章に出てくる都はよく比較されます。大きさではエゼキエル4500キュビト(約2.4キロメートル)に対し、黙示録では12000スタディオン(2200キロメートル)となっており、黙示録の1,000分の1のサイズとなっています。そして1節に書かれている各部族の割り当てにはダンが真っ先に書かれています。これは黙示録の部族のリストと違っています(黙7:5-8)。ダンについては「まむしになって馬のかかとをかむ(創49:17)」とヤコブに預言されています。これはヤコブが「終わりの日」に子供たちがどうなるかを告げたもので(創49:1)、まむしはサタンの象徴です。そのことば通りにダン族はイスラエルに2度も偶像を持ち込みました(士18:30、1王12:29)。イスラエルをつまづかせたダンは黙示録のリストか らは消えていますが、エゼキエルの預言では最初に登場しています。これを意味するものはわかりませんが、終わりの時代はイエス様を王とする1000年王国の時代と(黙20:6)、その後でサタンを完全に滅ぼし父なる主を永遠に賛美する新天地(黙21章)と2つの時代が聖書に書かれています。エゼキエルの見ているのはどちらなのでしょうか?