ユダの系図

1歴4:40「豊かな良い牧場を発見した。その土地は広々としていて、静かで安らかだった。以前そこに住んでいた者はハム系の人々だったからである」
4章はユダの子孫の系図が書かれ、ユダには5人の子どもがいたことになっています。2節ではその5番目の息子ショバルの子どもの名前が書かれています。ところが3節の「エタムの父」からわけがわからなくなってしまいます。「エタム」はわずかに出エジプト民数記士師記に地名として出てくるだけです(出13:20、民33:6、士15:8)。ユダとどのように関わりがあるのかわかりません。以降、多くの名前がこの歴代誌のみに記されているものばかりです。有名なヤベツも突然出てきて、わずかに推測できることがユダ族の流れの中の誰かということだけです。この章ではユダの子孫は増え広がり、多くの支族が生まれます。その中で系図に名前を残せる者もいれば、そうでない者もいたようです(33)。さらにジザ 一族は氏族長を努める者たちで(38)、ゲドルの地でハム系の住んでいた豊かな土地を見つけます。ルカの系図によれば、イエス様はユダ族でユダはセムの子孫です(ルカ3:36)。言うなればイエス様とは親戚関係にあるこの氏族たちは、終わりの時代に名乗り出てイスラエルを支えるようになるのでしょうか?