ヨシャパテ

2歴17:10「そこで、主の恐れが、ユダの回りの地のすべての王国に臨んだため、ヨシャパテに戦いをしかける者はだれもなかった」
ユダの4代目王ヨシャパテは英語では「Jehoshaphat」、共同訳は「ヨシャファト」、原語ヘブル語では「yehhoshafat(エフォシャファット)」となり、共同訳のものが原文の発音に一番近いように思えます。彼は父アサ王に続いて、バアルを排除し、主なる神エホバに仕えました。さらにユダの国民にレビ人から選んだ律法の詳しい者に、祭司を同行させ、律法を教えました(7-9)。自分だけが主に仕えるのではなく、民にもそれを広める…これは、宣教のことではないでしょうか?このこと以降、主は隣国に恐れを生じさせ、相当の軍備でユダを守ってくださいました(19)。すべては主の守りの中で、うまくいくはずでした。18章1節までは。富と誉れが手に入ったときから、ヨシャパテは目に見えるものに頼るようになっていきました。なぜ富みも誉れも与えられながら、と思ってしまいま すが、どんなに品行方正に見えても、サタンが誘惑をやめることはありません。民に宣教までした王なのに、最後まで完璧というわけにはいかなかったようです。すきあらばいつでも食われてしまう世界です。力ではなく信仰によって勝利しなければ、主は働けません。