息子への教育

2歴33:23「彼はその父マナセがへりくだったようには、主の前にへりくだらず、かえって、彼アモンは罪過を大きくした」
同じ悪王でもマナセには悔い改めのチャンスが与えられ、アモンはわずか2年で家来たちに殺されてしまいます(24)。マナセはヒゼキヤが命を長らえた15年間の間に生まれた子です(2王20:11)。ヒゼキヤは死ぬはずの命が延びたのに、息子にちゃんと主の教えを教育しなかったのでしょうか?それでも、マナセは苦しみの中で主を求め、悔い改めることができました(13)。アモンはその猶予もなく、殺されたのです。歴代で、マナセ、アモン、アタルヤなどは悪王に数えられていますが、マナセは悔い改めた分だけアタルヤよりはましだったと思います。マナセは12歳で王になり、55年王だったので67歳の生涯でした(1)。アモンが22歳で王になったということは、マナセが45歳のときの子どもです。すでにマナセが主に立ち返 った後だったかはわかりませんが、彼が死ぬまでにアモンに主がまことの神であることを伝える時間はあったはずです。歴代の王がちゃんと後世にまことの神は誰なのかを伝えていれば、歴史は違った方に流れたかもしれません。