離婚問題

エズラ10:19「彼らはその妻を出すという誓いをして、彼らの罪過のために、雄羊一頭を罪過のためのいけにえとしてささげた」
申命記には「彼らと互いに縁を結んではならない(申7:3)」とあり、「彼ら」とはヘテ人、ギルガシ人、エモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の7つの異邦人のことです(申7:1)。異邦人の夫、妻はユダヤ人を主から引き離すからだ(申7:4)とも書かれ、この戒めを破ると主の怒りがユダヤ人たちに燃え上がるとあります(申7:4)。この律法さえなければ彼らは自由に異邦人と結婚できたはずです。エズラが異邦人との雑婚の報告を聞いたときには、ほぼ全部の役職の者たちが妻をめとった後でした。中には子供も生まれていたでしょう。多くの者たちはエズラの判断に愕然としたと思います。それでもここで歯止めをかけなければ、主のことばが軽視されたままになります。ユダ、ベニヤミン、レビはここで踏みとどまることができました。イエス様の時代にサマリヤ人とユダヤ人が付き合 いがないことが書かれていますが(ヨハ4:9)、同じユダヤ人でも雑婚をやめなかったサマリヤ人を毛嫌いしたのも、エズラ宗教改革以降です。それでもサマリヤの女(ヨハ4章)、ザアカイ(ルカ19章)などイエス様は彼らを見捨てませんでした。