主の名を口にするな

アモス6:10「親戚の者でこれを焼く者が家から死体を持ち出すために、これを取り上げ、その家の奥にいる者に向かって言う。「あなたのところに、まだいるか。」彼は言う。「だれもいない。」また言う。「口をつぐめ。主の名を口にするな」」
「まだいるか」というのは、死体のことだと思います。そして「主の名を口にするな」というのは、主の名が聞こえたら死ぬということです。もちろん十戒に「主の名をみだりに唱えてはならない(出20:7)」とあり、主の名を口にすることは禁じられていました。そして、ヘブル語の「主」は「yehovah」ですが、これは発音しやすくするために後に「主」のヘブル語「adonai」を「YHWH」に加えたものです。主の名前がなければないで、どうやって 主をほめたたえるのか?という疑問もあります。片や、主の名前が言いやすく、簡単に発音できるものなら乱用される恐れがあります。英語の「OMG」は「oh,my god」のことであり、「jesus!」という感嘆語もよく使われています。これらは主の名の乱用にほかならず、そう軽々とイエス様の名前を口にしてもらっては困ります。本来なら名を口にすることさえ許されていないにも関わらず、その名を使うにはそれ相当の信仰と覚悟が必要です。「主の名によって」というのは考えているより重いものです。