これからのスケジュール

出3:20「わたしはこの手を伸ばし、エジプトのただ中で行なうあらゆる不思議で、エジプトを打とう。こうしたあとで、彼はあなたがたを去らせよう」
主は自分の名前のみならず、これから起きるスケジュールまで教えてくれています。パロの心をかたくなにしたのは神です(7:3など)。燃える柴を見せられたときから(2)主の計画は始まっていたといえます。あらゆるものが主の御手の中にあり、主の計画が成就していくのを人は見るだけです。しかし、パロがかたくなな態度を見せるたびに、モーセは主のもとにうかがいに行くのです(8:12など)。主があらかじめ語ってくださったとおりだとはいえ、いざことばが現実になったとき、「知っていた」から平穏でいられるわけではありませ ん。いくら主の試みは大変だが、乗り越えたなら大きな恵みと信仰が与えられると知っていても、いざ試練が来るなら逃げ出したくなるものです。モーセには逃げる癖がありました。エジプト人を殺したときも(2:15)、パロに語れと言われた時も口下手だと逃げています(4:14)。気弱なモーセを選んだのは主ご自身です。モーセを動かすには主もあれこれ気をまわしていろいろと説明したり、説得をこころみています。主の器になるには能力や知識によらないのです。