主がモーセに命じられたとおり

出40:19「幕屋の上に天幕を広げ、その上に天幕のおおいを掛けた。主がモーセに命じられたとおりである」
主が1月1日に会見の天幕である幕屋を建てなければならない(2)と命令されてから、初めての1月1日はエジプトを脱出してから第2年目のことでした(17)。イスラエルがエジプトを出て3か月目でシナイの荒野に着き(19:1)、ここでモーセ十戒と幕屋に関するあらゆる知識を主から授かります。そうすると次の1月1日までに9か月間の時間があり、この9か月でイスラエルの民はあらゆる器具や幕屋の材料をそろえたことになります。そしていざ幕屋を実際に組み立てる時がやってきました。主がモーセに伝えたとおりにできたのでしょうか?主のことばが終わってから(15)、幕屋が出来上がるまでのあいだに(33)、「主がモーセに命じられたとおりである」というフレーズは8回登場します(16,19,21、23,25,27、29,32)。「命じる 」はヘブル語で「tsavah(サバー)」で、聖書の中で主が命じるときはかならずこの言葉が使われています。何か1つでも違っているなら、主は会見の天幕で語られなかったでしょう。モーセイスラエルの民は慎重に幕屋を作り、聖書の中で最初の天幕は主のイメージ通りでした。