在留異国人にも一つのさばき

レビ24:22「あなたがたは、在留異国人にも、この国に生まれた者にも、一つのさばきをしなければならない。わたしはあなたがたの神、主である」
イスラエルの民同士のいざこざや争いは日常茶飯事だったと思います。しかし、ここに書かれているものはちょっと事情が違っていました。息子の名前は書かれていませんが、母の名前はシュロミテでダン族出身で父はエジプト人でした(11)。ダン族の血を絶やさないように息子をエジプトから連れ出したものの、エジプト人の父の影響が残っていたのか、神の御名を冒涜する言葉を口にしてしまいます(11)。神は賛美されるべきお方で(詩96:4など)、それ以外の汚い言葉や非難をされる覚えはありません。なぜなら主のなされることはすべて完全で(申32:4)、人が判断したり、測ることなどできないからです。この息子はエジプトの言葉や習慣を忘れられずにいたのでしょうか?母はダン族だったとしても、 在留異国人として扱われていたことに不満を抱いていたのでしょうか?ひょっとしたらこの息子だけが悪くなかったのかもしれません。しかし主の御名を冒涜したのは決定的なミスでした。不満があっても神に矛先をむけてはならないのです。