高ぶる者

イザ5:15「こうして人はかがめられ、人間は低くされ、高ぶる者の目も低くされる」
とにかく神は人が高慢になることを嫌います。人が怒るのも多くの場合、自分が人より優れているという勘違いからおきるものです。逆に言うなら人を見下だし、自分が崇められる立場になれば気持ちのいいものです。しかし、聖書では褒められるべきお方は唯一「主」であることが多く書かれています(1王1:48など)。イスラエル人たちが主の律法を守り、他の神に仕えなければ歴史は変わっていたかもしれません。しかし、彼らが聖書の中で失敗を繰り返すのは、後世の我々がその事実を知って嘲笑するためではありません。聖書に書かれているイスラエルの民は、我々自身のことだと悟るべきです。絶対に神から離れない、主に忠実でい続けるというのは素晴らしいことだとは思いますが、そのように告白したな ら主は必ず、その言葉が真実かどうかを試されます。天を指しても、地を指しても誓ってはならないとイエス様は言われました(マタ5:33ー34)。言葉にするときは、十分に気をつけて、決して人から良く見られようとか、人から褒められるという思いから解放されるべきです。それこそが高慢だからです。