日本人伝道一考

イザ12:1「その日、あなたは言おう。「主よ。感謝します。あなたは、私を怒られたのに、あなたの怒りは去り、私を慰めてくださいました」」
人生に何の弊害のない人は救いの意味がわからないでしょう。それはイエス様の言われた「金持ちが天の御国に入るのはむずかしいことです(マタ19:23)」ということばに通じるものです。それと同時に感謝することも理解できないはずです。主に感謝できるのは罪の意識とそれに伴う罪悪感に苦しんだ結果だと思います。そういう意味では日本人の多くは罪の意識がないのかもしれません。世界的にも財布を落として、中身がそのままで持ち主に戻ることなどあり得ないことです。同じ日本人としては誇りに思いますが、神からは離れているのです。むしろ、オレオレ詐欺などで騙した犯人こそ、罪を知り悔い改めるチャンスを持っているのです。何か変な話ですが、「慰め」を受けるにはそれなりの心の痛みを知らなければならないということです。勤勉で忍耐強い日本人はなかなか根を上げて、神を求めること をしません。「罪」は神から離れた状態を言います。嘘、盗み、姦淫などは神から離れた結果です。しかし日本でもキリストを信じる人が与えられているのも事実です。なんとか神を知ってもらいたいと願います。