アラム語で話してください

イザ36:11「エルヤキムとシェブナとヨアフとは、ラブ・シャケに言った。「どうかしもべたちには、アラム語で話してください。われわれはアラム語がわかりますから。城壁の上にいる民の聞いている所では、われわれにユダのことばで話さないでください」」
ユダヤ人は聖書でつながっており、幼年期のころから親は聖書を子供に読ませることでヘブル語(ヘブライ語)が絶えないようにしていました。彼らの聖書の読み方は独特で歌うように読みます。この章のヒゼキヤの時代にはまだアラム語は一部の人だけのものだったようです。しかし、実生活では近隣諸国が話していたアラム語が浸透し、イエス様もアラム語を話していたと考えられています。新約でイエス様が話された「エパタ(マコ5:41)」「タリタ・クミ(マコ7:34)」「エロイ・エロイ・ラマ・サバクタニ(マコ15:34)」はすべてアラム語です。ユダヤ人がイスラエルを再建国したとき、共通言語をどうするかが話し合われました。結果、古代へブル語をアレンジした、現代版ヘブル語が使われるようになり、現在のイスラエル公用語になっています。長い間使われていなかったために、発音が正確かどうかはわかりませんが、現在では「ウルバン」というヘブライ語教室がイスラエルによって開かれており、イスラエルに移住するしないに関わらす、誰でも受講できるようになっています。