ダニエル1章 宮廷に仕えるにふさわしい

ダニ1:4「その少年たちは、身に何の欠陥もなく、容姿は美しく、あらゆる知恵に秀で、知識に富み、思慮深く、王の宮廷に仕えるにふさわしい者であり、また、カルデヤ人の文学とことばとを教えるにふさわしい者であった」
もっと他にも少年たちがいたのでしょうか?聖書にはダニエルを含む4人しか書かれていません。しかも、その4人は王族か貴族の出身であるとあります(1)。4人すべての知恵は他の者よりまさり、王がその少年たちを認めたので、4人はバビロン王に仕えるようになりました(19)。聖書にはエホヤキムは主の道を歩まなかったとありますが(2王24:19)、王族や貴族の中には主に従う者たちもいて、その子供たちにはしっかりとした教育をしていたことがわかります。たとえバビロンがランダムに王族から少年たちを選んだとしても、彼らはバビロンのどの高官より知恵があったと推測できます。それほど知恵があり、思慮深く、主に従う者がエルサレムに残されていたのは驚きです。捕囚は神が他の神を拝むユダに怒りを燃やしたためですが、全ユダヤ人がそうだったわけではありません。中には主に忠実な者もいたのです。彼らに出された食事はおいしいものだと思われますが、律法で禁じられた肉や、ぶどう酒が含まれていました(8)。律法を守ろうとする少年たちに主はよくしてくださったのです(9)。