詩篇17篇 無法な者の道を避けました

詩17:4「人としての行ないについては、あなたのくちびるのことばによりました。私は無法な者の道を避けました」

ダビデは誠実に神の道を歩もうとしています。しかし、敵はいつもダビデを狙っており、ともすれば引き摺り下ろそうとしています。ダビデのことばを見るなら「彼らは、あとをつけて来て、今、私たちを取り囲みました。彼らは目をすえて、私たちを地に投げ倒そうとしています(11)」という表現をしています。何気ない生活の中でクリスチャンが狙われることはあると思います。それは、目に見えない場合もあり、あるいは神からの試練かも知れません。自分では思い当たることのないトラブルに見舞われたとき、自分が取る行ないが神のことばによるものなら幸いだと思います。ダビデはそれを心がけ、罪を犯すとか犯さないとかという基準ではなく、主のことばを信頼する態度でいたのでしょう。そのために御ことばが与えられ、神はことばによって人を導くようにされたのです。天の父もイエス様も、聖霊も目には見えません。しかし、唯一聖書だけは目に見えます。どんなに人が「神は目に見えないではないか」と言われたとしても、神を信じるものには、聖書という目に見える神の証拠があります。そのことばに従うとき、神を知らない人は神の存在を垣間見ることができるのです。ダビデの信念は、自分ではさばかず、神にゆだねることだと思います。