詩篇99篇 モーセとアロン、サムエル

詩99:6「モーセとアロンは主の祭司の中に、サムエルは御名を呼ぶ者の中にいた。彼らは主を呼び、主は彼らに答えられた」

同じ祭司でも、主の御名を呼ぶ者でも、主が答えられたのはモーセ、アロン、サムエルでした。彼らは神から導き出され主の働きのために召し出された者たちです。聖書を読む者ならば、モーセがいかに苦労して民を導いていたかがわかるはずです。問題が起きるたびにモーセは主にうかがい、主の答えを聞いていました(出6:12など)。そしてアロンはモーセの代弁者となり(出4:14)、祭司職のレビ人の祖先となったのです。サムエルもサウル、ダビデと2人の王が主から任ぜられる瞬間に立ち会い、2人のために主のことばを授けました。彼らは忠実な主のしもべとして働き、その心はいつも神のことばを優先させていました。彼らのような献身的に神に仕える姿は現代でも見習うべきもので、特に神に仕える者たちには厳しいさばきが用意されています(ヤコ3:1)。それは世の中には誘惑が多く、昔ならばテレビ、今ならインターネットといったところでしょうか。便利になった分、誘惑も多くなりました。10代の若者からスマホを取り上げるなら、何をしていいかわからくなると聞いたことがあります。それほど神と人を離す誘惑は確実に生活に浸透しています。モーセ、アロン、サムエルに学ぶことは多くあると思います。