申命記13章 あなたがたを試みておられる

申13:3「その預言者、夢見る者のことばに従ってはならない。あなたがたの神、主は、あなたがたが心を尽くし、精神を尽くして、ほんとうに、あなたがたの神、主を愛するかどうかを知るために、あなたがたを試みておられるからである」

世界のどの地域でも占いや呪いをする者たちはいます。手相や人相で占う方法は、中国、韓国、日本などでさかんに行なわれています。しかも、その中にはかなりの確率で当てる者もいて、そういう占い師には人が群がってきます。やってはいけないということは、「出来る」という意味にも解釈できます。東南アジアでは今でも占いを信じる人は後を断たず、タイ、ベトナム、インドなどは人口の4割以上が占いを信じているという結果が出ています。しかし、どんなに占いが当たるとしても、決して近寄ってはならないと聖書は忠告しています。それは、「ほんとうに、あなたがたの神、主を愛するかどうかを知るために、あなたがたを試みておられるから(3)」だと書かれています。アダムとエバも、エデンの園の中央に知識を知る木といのちの木が置かれて、触ってはならないと言われていました。人間的な思いで言えば、見えて、手に届くようなところに置かなければ良いのにと考えてしまいます。これも神はアダムとエバを試みたのだと思います。神は人をそのような環境に置きます。嘘を言う、自分を攻撃する人から離れて暮らしたいけれども、そういう人は必ず身の回りにいます。中には酒を飲もう、とかギャンブルに行こうとか誘惑してくる者もいるでしょう。夢見る者は誘惑の象徴として書かれているのだと思います。