詩篇139篇 ことばが私の舌にのぼる前に

詩139:4「ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそれをことごとく知っておられます」

エス様は「頭の毛さえも、みな数えられています(マタ10:30)」と言われ、ダビデの同じように主はすべてを知っていることを示しました。「ことばが自分の舌にのぼる前」は英語では「before a word is on my tongue(NIV)」となっており、しゃべる前から人が何を考えているのかを知っているかのようです。さらにダビデは人が胎児のときから、すべてが神の書物に書き記され、まだ胎児になって一日もしないうちにその全人生を計画なされているとも歌っています(16)。そう考えると、主のご計画は果てしなく深く、人がどのように成功し、どうやって失敗するかもすべて主の御手の中にあることになります。そう考えると、自分が神を知ることができたことも、主のご計画の1つだと思うと、なんという幸運だろうかと驚いてしまいます。そして、この福音は1人だけのものではなく、すべての人に告げ知らせなければならないことを実感します。イエス様が会われたサマリヤの女は、自分の歩んできた人生をすべて言い当てられ、主イエスを信じるようになりました(ヨハ4:16-18)。神はいまでも、信じる、信じないにかかわらず、すべての人の人生を見守っており、あるとき人が神を見上げたとき愛を示し救おうとしておられます。