ダビデの家系

1王1:6「彼の父は存命中、「あなたはどうしてこんなことをしたのか。」と言って、彼のことで心を痛めたことがなかった。そのうえ、彼は非常な美男子で、アブシャロムの次に生まれた子であった」
ダビデの死が近づいてくると、後継者は誰か…という大きな問題がクローズアップされてきます。ダビデはすでにソロモンを次の王にすることを心に決めていました。まだソロモンを次の王に指名していないときに、アドニヤの心に野心が芽生えるのです。ダビデの存命中に一度もダビデを煩わせたことのない優秀な息子です。しかもアブシャロムゆずりの美男子だと書かれています。彼らの妹タマルも美しかったとあるので(2サム13:1)、彼らの母マアカには美人、美男子のDNAでもあったのでしょうか?ちなみにゲシュル人はヨシュア時代にイスラエル人が聖絶をしなかった民族の一つです(ヨシュ13:13)。ダビデは美しいバテ・シェバに心が惹かれ、アムノンはタマルに心を奪われ、アドニヤはダビデの世話係のアビシャグが欲しいと言います(2:17)。ダビデの家系は美人に弱い性質を受け継いでおり、そのために問題がおきるのです。