メギドの戦い

2王23:29「彼の時代に、エジプトの王パロ・ネコが、アッシリヤの王のもとに行こうとユーフラテス川のほうに上って来た。そこで、ヨシヤ王は彼を迎え撃ちに行ったが、パロ・ネコは彼を見つけてメギドで殺した」
メギドの戦いは紀元前609年とされ、エジプトとユダ王国が戦いました。メギドは過去にヨシュアの時代にカナンを征服した地として登場します(ヨシュ17章)。新約では黙示録に「ハルマゲドン(ハル・メギド黙16:16)」という名前で登場し、この世の最終決戦の場だと書かれています。ハルマゲドンを知るには、メギドを知る必要があります。パロ・ネコはアッシリアバビロニアと同盟を結んでいました。黙示録にある「ハゲマルドンと呼ばれる場所に王たちを集めた」と状況が似ています。黙示録ではこの後、7人目の御使いが鉢をぶちまけ、人類が経験したことのない地震がおきると書かれています(黙16:17.18)。日本が体験した東北、関東大地震は世界の地震の中でもトップ5に入る規模でした。しかしメギドの戦いがおきるとき、世界中のどこも経験したことのないような激しい地震がおきます。その災害のゆえに人々は神に不満を言う…とまで書かれています(黙16:21)。スマトラ、チリ、日本などの地震はほんの序章にすぎないのです。