数字の4

エゼ1:10「彼らの顔かたちは、人間の顔であり、四つとも、右側に獅子の顔があり、四つとも、左側に牛の顔があり、四つとも、うしろに鷲の顔があった」
この生きものはケルビムのことだと思われます。姿を追求するよりも、4という数字に深い関係があることに注目したいと思います。「四方から…」は聖書に書かれている、あらゆる場所からという意味です。イエス様の生涯が書かれた福音書も4つあります。それは神を信じる者に、多面的な考えを持つように促されているからです。しかしこのケルビムが進むときは、向きを変えることはしませんでした(17)。その歩みは反れることはなくても、見る目はあらゆる方面を向いていることが必要です。イエス様もご自身が試みを受けて苦しまれられたので、試みられている者たちを助けることができるのです(ヘブ2:18)。苦しんでいるのには、理由があるはずです。誰もが個人の勝手で苦しんでいると思われるようなことでも、別の見方をするときその人の隠された内面を見つけることが出来るでしょう。ケルビムのいるところは、神の臨在のあるところです。逆に言うなら、ケルビムの姿を学ぶことで、神に近づくことができるのではないでしょうか?