サタンの策略

2コリ2:11「これは、私たちがサタンに欺かれないためです。私たちはサタンの策略を知らないわけではありません」
前半は原文ギリシャ語では「pleonekteo(プレオネックテイオ)」という言葉が使われており、より有利になる、という意味があります。直訳するなら「サタンによって有利な立場を取られることはない」…という感じになります。つまり人を赦すことでサタンにとって有利な状況を与えない、という意味です。愛することができなくても、赦すことが出来るなら、まず一歩神の命令に従ったことになります。いつまでも心に苦い思いを持ち続け、相手を赦さないなら、それはパン種を入れたパンのようです。イースト菌は温まるとパン生地を大きく膨らませます。サタンの策略は人を滅ぼすことです。それは心にささやき、人を赦さないようにするだけで人間のほうで想像を膨らませて勝手に自滅してしまうというものです。愛せなくても赦す、赦したなら愛せるように努める…なら、サタンの策略は人の心から離れ、神の栄光が輝くようになるのです。