3回も釈放しようと

ルカ23:22「しかしピラトは三度目に彼らにこう言った『あの人がどんな悪いことをしたというのか。あの人には、死に当たる罪は、何も見つかりません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します』」
3度ピラトは無罪を主張しています。最初の訴えは「わが国民を惑わしカイザルに税金を納めることを禁じ、自分は王キリストだと言っている」というものでした。わが国民はユダヤ人のことですから、ピラトにとってはどうでもいいことです。次のカイザルに税金を納めることを禁ずるのはまずいことです。しかし実際に収税人から国民が税金を払わなくなった申し立てはありません。そうすると、ローマが認めていないユダヤ王の称号をもっていることが罪に当たるのでしょうか?イエス様が「わたしはユダヤの王です」と名乗っても、精神異常の人だと片付けられるだけです。どの訴えも罪に当たりません。2回目はヘロデから送り返されたときです。そして3度目にピラトが民衆に話しかけたときには、ピラトの心にイエス様を釈放する決心がありました(20)。神に仕える祭司たちがイエス様を十字架にかけたのです。イエス様が来られたときに、律法学者や祭司が間違った道を人々に伝え、神を求める人たちの心は飢え乾いていました。イエス様がもう一度来るときにも同じような状況になっています。最後まで信仰を保ちましょう。