メシェクとトバル

エゼ32:26「そこには、メシェクとトバルがおり、そのすべての群集もその墓の回りにいる。彼らはみな、割礼を受けていない者、剣で刺し殺された者である。彼らは生ける者の地で恐怖を巻き起こしたからである」
38章には「メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け(38:2)」という表現があり、メシェクとトバルにはその上に立つゴグがいることがわかります。さらにメシェクとトバルに加え「ロシュ」という国名が原文にあります。「ロシュ」はロシアの語源になった言葉で、メシェクはモスクワ、トバルはトボルスクとなり、ゴグはロシアのことだとされています。メシェクとトバルがゴグの配下だとするなら、ゴグすなわちロシアはこの預言の中で大きな意味を持ってきます。黙示録には「ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する(黙20:8)」とあり、最終決戦にロシアが大きく関わっているのは間違いないようです。とにかく世界最大の土地面積を持ち、資源の豊富なロシアは冷戦後、細かな情報が入ってこなくなり現在どういう状態なのかはわかりません。多くの宣教師がロシアに渡っていますが、漏れ聞く話によるとロシア正教の影響でプロテスタントの活動は厳しいとも聞きます。まもなく終わりが近づくにつれて、ロシアの動向に注目していかなければなりません。