正しいとは

詩58:11「こうして人々は言おう『まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が、地におられる』」
「正しい者」はヘブル語「tsaddiyq(サディーク)」で「正義」の意味として162回聖書に登場します。「正義」の英語「righteousness」は聖書から来ていることは有名なことですが、その由来は神の右の座にあります。なぜ右(right)なのかはわかりませんが、神にとって左ではなく右というものが特別であることが聖書には書かれています。イエス様は天に上げられ、神の右の座に着かれた(マコ16:19)…とあるように、イエス様は今父なる神の右におられます。正義とは何か、というような愚かな議論はしたくありませんが、聖書が伝える正義が「神の右」であるなら、イエス・キリストご自身が正義だと言えます。世の中には「私こそ正しい」と主張する人は多くいますが、人の正義は他人の不都合なのです。すべての人に当てはまる正しいことなど存在しません。人に正義はなく、イエス・キリストが正義だとするなら、イエス・キリストを信じることで正義を行うことができるのではないでしょうか?クリスチャンといえども、自己主張を繰り返すなら人間関係に歪みが生じるだけです。「正しい」ことを選択したいのなら、イエス様にすべてを差し出し、委ねてみてはいかがでしょうか?