楽しい時間は短い

詩84:10「まことに、あなたの大庭にいる一日は千日にまさります。私は悪の天幕に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたいのです」
楽しい時間は短く感じる…というのはアインシュタイン相対性理論の一部ですが、人によって時間の感じ方はまちまちです。詩篇84篇はコラの子たちの賛歌だと書かれ、モーセに逆らって死んだ反逆者たちの子孫です(民16:31-33)。コラの子たちはおそらく、父たちの反逆に加担しなかったのでしょう。コラの子たちが助かった記述が残されています(民26:11)。それ以降、レビ族の一員として、祭司職についたコラの子たちはダビデに賛美の奉仕者として任命され、詩篇には10篇の彼らの賛美が残っています。大庭は天幕を入った最初のところで聖所に至るまでに祭壇と洗盤が置いてある広い場所のことです。おそらくダビデは賛美をこの大庭で行なっていたようで、コラの子たちが賛美する場所も大庭だったのでしょう。コラの子たちは主の大庭で1日賛美を捧げていたほうが、ほかで過ごす1000日よりもずっとうれしいと感じたようです。愛する人と過ごす1時間は、ほかの時間と比べてなんと短いことでしょうか。コラの子たちの賛美は今も聖書に残されています。