2015-01-01から1年間の記事一覧

ユダにまで及び

ミカ1:9「まことに、その打ち傷はいやしがたく、それはユダにまで及び、わたしの民の門、エルサレムにまで達する」 ユダ王ヨタムは16年(2王15:33)、アハズも16年(2王16:2)、ヒゼキヤ29年(2歴29:1)の治世でした。1節にあるようにそれぞれの王にミカが預言者と…

死んだほうがまし

ヨナ4:8「太陽が上ったとき、神は焼けつくような東風を備えられた。太陽がヨナの頭に照りつけたので、彼は衰え果て、自分の死を願って言った。「私は生きているより死んだほうがましだ」」 「死ぬ」のヘブル語は「maveth(マベース)」で「生きる」は「chay(…

まず一日目で

ヨナ3:4「ヨナはその町に入って、まず一日目の道のりを歩き回って叫び、「もう四十日すると、ニネベは滅ぼされる」と言った」 「40」という数字は聖書の中で試練の数字、あるいは耐えるべき期間の数字だとされています。ヨナは3日以上最初の主の命令から遅れ…

魚に命じ

ヨナ2:10「主は、魚に命じ、ヨナを陸地に吐き出させた」 「命じ」のヘブル語「amar(アメー)」は「語る」とか「言う」という意味があり、主が最初に語られた「光よあれ(創1:3)」のときに「主は仰せられた」はこの「amar(アメー)」が使われています。つまり、…

彼らの地に植える

アモス9:15「わたしは彼らを彼らの地に植える。彼らは、わたしが彼らに与えたその土地から、もう、引き抜かれることはない」とあなたの神、主は、仰せられる」 ユダヤ人が自分たちの土地に帰ってきたのは1948年5月14日のイスラエル独立宣言からだとされてい…

夏のくだもの

アモス8:2「主は仰せられた。「アモス。何を見ているのか。」私が、「一かごの夏のくだものです」と言うと、主は私に仰せられた。「わたしの民イスラエルに、終わりが来た。わたしはもう二度と彼らを見過ごさない」」 一般的に、「夏のくだもの」(ヘブル語…

妻は町で遊女となり

アモス7:17「それゆえ、主はこう仰せられる。『あなたの妻は町で遊女となり、あなたの息子、娘たちは剣に倒れ、あなたの土地は測りなわで分割される。あなたは汚れた地で死に、イスラエルはその国から必ず捕らえられて行く。』」 アモスは主がいなごを用意さ…

主の名を口にするな

アモス6:10「親戚の者でこれを焼く者が家から死体を持ち出すために、これを取り上げ、その家の奥にいる者に向かって言う。「あなたのところに、まだいるか。」彼は言う。「だれもいない。」また言う。「口をつぐめ。主の名を口にするな」」 「まだいるか」と…

すばる座やオリオン座

アモス5:8「すばる座やオリオン座を造り、暗黒を朝に変え、昼を暗い夜にし、海の水を呼んで、それを地の面に注ぐ方、その名は主」 すばる座とオリオン座はヨブ記にもセットで登場します(ヨブ9:9)。両方とも肉眼で見える明るい星のことです。すばるは星が複数…

それでも

アモス4:2「神である主は、ご自分の聖にかけて誓われた。見よ。その日があなたがたの上にやって来る。その日、彼らはあなたがたを釣り針にかけ、あなたがたを最後のひとりまで、もりにかけて引いて行く」 なぜ主は「ご自分の聖にかけて」までも、ユダヤ人が…

イスラエルも繁栄し

アモス2:6「主はこう仰せられる。「イスラエルの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らが金と引き換えに正しい者を売り、一足のくつのために貧しい者を売ったからだ」 アモスが預言しているのは、ユダは…

三つと四つのそむき

アモス1:3「主はこう仰せられる。「ダマスコの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らが鉄の打穀機でギルアデを踏みにじったからだ」 アモスはウジヤ王(2王15:1ではアザルヤ)とイスラエルのヤロブアム2世…

主に立ち返れ

ホセ14:3「アッシリヤは私たちを救えません。私たちはもう、馬にも乗らず、自分たちの手で造った物に『私たちの神』とは言いません。みなしごが愛されるのはあなたによってだけです」 2節には「ことばを用意して」とあります。「用意」のヘブル語「laqach(ラ…

イスラエルへの警告

ホセ14:3「アッシリヤは私たちを救えません。私たちはもう、馬にも乗らず、自分たちの手で造った物に『私たちの神』とは言いません。みなしごが愛されるのはあなたによってだけです」 2節には「ことばを用意して」とあります。「用意」のヘブル語「laqach(ラ…

私は富む者となった

ホセ12:8「エフライムは言った。「しかし、私は富む者となった。私は自分のために財産を得た。私のすべての勤労の実は、罪となるような不義を私にもたらさない」」 エフライムはアッシリヤやエジプトと貿易し稼いでいました(1)。エフライムはヨセフとエジプ…

あわれみで胸が熱く

ホセ11:8「エフライムよ。わたしはどうしてあなたを引き渡すことができようか。イスラエルよ。どうしてあなたを見捨てることができようか。どうしてわたしはあなたをアデマのように引き渡すことができようか。どうしてあなたをツェボイムのようにすることが…

イスラエルよ

ホセ9:1「イスラエルよ。国々の民のように喜び楽しむな。あなたは自分の神にそむいて姦淫をし、すべての麦打ち場で受ける姦淫の報酬を愛したからだ」 ホセアと妻ゴメルとの話は3章までに終わり、あとはイスラエルに対する預言が続きます。そしてゴメルはイス…

自分も牢にいる

ヘブ13:3「牢につながれている人々を、自分も牢にいる気持ちで思いやり、また、自分も肉体を持っているのですから、苦しめられている人々を思いやりなさい」 パウロはローマ手紙の中で「神は、すべての人をあわれもうとして、すべての人を不従順のうちに閉じ…

正しい者の血

ヘブ12:24「さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る注ぎかけの血に近づいています」 福音書にはアベルの血について「義人アベルの血からこのかた、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで(マ…

むしろ神の民とともに

ヘブ11:25「はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました」 モーセは王女の子供になったとは書かれていますが(出2:10)、王の継承者だったかどうかは疑問です。モーセは自分がヘブル人であることをずっと王女から聞い…

いけにえは終わった

ヘブ10:8「すなわち、初めには、「あなたは、いけにえとささげ物、全焼のいけにえと罪のためのいけにえ(すなわち、律法に従ってささげられる、いろいろの物)を望まず、またそれらで満足されませんでした」と言い」 パウロはいけにえでは罪を取り除くことは…

まことの聖所

ヘブ9:12「また、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたのです」 血はギリシャ語で「haima(ハイマ)」ヘブル語で「dam(ダム)」です。「肉のいのちは血の中にある(レビ17:11)」は…

メルギゼデクに等しい

ヘブ7:16「その祭司は、肉についての戒めである律法にはよらないで、朽ちることのない、いのちの力によって祭司となったのです」 天に神殿があることは黙示録に書かれています(黙11:19)。いつ作られたかはわかりませんが、その神殿にはいつも神に仕える大祭…

アブラハム契約

ヘブ6:15「こうして、アブラハムは、忍耐の末に、約束のものを得ました」 アブラハムが主から祝福を受け、約束された記述は2つあります。最初はまだアブラムと呼ばれていたときに、主はアブラムに「わたしの示す地へ行きなさい(創12:1)」と言われ、カランか…

大祭司が選ばれ

ヘブ5:1「大祭司はみな、人々の中から選ばれ、神に仕える事がらについて人々に代わる者として、任命を受けたのです。それは、罪のために、ささげ物といけにえとをささげるためです」 大祭司はレビ族から選ばれます。大祭司となったら年に一度だけ至聖所に入…

きょうもし御声を聞くならば

ヘブ4:7「神は再びある日を「きょう」と定めて、長い年月の後に、前に言われたと同じように、ダビデを通して、「きょう、もし御声を聞くならば、あなたがたの心をかたくなにしてはならない。」と語られたのです」 3節にも「決して彼らをわたしの安息に入らせ…

聖霊が言われるとおり

ヘブ3:7「ですから、聖霊が言われるとおりです。「きょう、もし御声を聞くならば」」 「聖霊」はギリシャ語で「pnemuna hagion(プネウマ ハギオン)」で1つの単語扱いしている箇所が多くあります。聖霊は「満たし(ルカ1:15)」「下られ(ルカ3:22)」「臨まれ(…

イエス様も肉体を

ヘブ2:14「そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし」 血の購いは血によってなされるのが聖書に書かれているルールです(創42:22…

定めの時

ダニ11:29「定めの時になって、彼は再び南へ攻めて行くが、この二度目は、初めのときのようではない」 「定めの時」の定めはヘブル語で「mowed(モエード)」が使われており、ある決まった時のことです。ダニエルの幻には「これはまだ多くの日の後のことだから…

ダニエルの70週

ダニ9:24「あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである」 英語NIVは「70週」を「seventy 'sevens' (70,…