2011-01-01から1年間の記事一覧

ギリシヤの名前

ダニ8:21「毛深い雄やぎはギリシヤの王であって、その目と目の間にある大きな角は、その第一の王である」 バビロン帝国のときには、ギリシヤはまだ小国で征服の対象にもなっていないほどでした。歴史的にギリシヤを有名にしたのは映画で有名な「300(ス…

第3の権力者

ダニ5:29「そこでベルシャツァルは命じて、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖を彼の首にかけさせ、彼はこの国の第三の権力者であると布告した」 解き明かしがされたその夜に王は亡くなりました。その前に約束通り、ダニエルは第3の権力者にされたのです。これ…

理性を失う王

4:32「あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、こうして七つの時があなたの上を過ぎ、ついに、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになる」 七つのときは、…

巨大な像の解き明かし

ダニ2:30「この秘密が私にあらわされたのは、ほかのどの人よりも私に知恵があるからではなく、その解き明かしが王に知らされることによって、あなたの心の思いをあなたがお知りになるためです」 人の心の中を知ることは不思議なことです。人は心にあるものが…

エドム人への預言

オバ11「他国人がエルサレムの財宝を奪い去り、外国人がその門に押し入り、エルサレムをくじ引きにして取った日、あなたもまた彼らのうちのひとりのように、知らぬ顔で立っていた」 エドム人はエサウの子孫で、オバデヤ自身もエドム人ではないかと言われてい…

愛は死のように強く

雅歌8:6「私を封印のようにあなたの心臓の上に、封印のようにあなたの腕につけてください。愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すさまじい炎です」 愛は死のように強く…とは、強烈な言葉です。そこにはねたみがありま…

シュラムの女

雅歌6:13「帰れ。帰れ。シュラムの女よ。帰れ。帰れ。私たちはあなたを見たい。どうしてあなたがたはシュラムの女を見るのです。二つの陣営の舞のように」 女の出身はシュラムだと書かれています。シャロム、あるいはサレムの類語にあたる語で、エルサレムの…

面倒くさがらず

雅歌5:5「私は起きて、私の愛する方のために戸をあけました。私の手から没薬が、私の指から没薬の液が、かんぬきの取っ手の上にしたたりました」 着物も着なければならず、足も洗わなければならないのは面倒だ…と、この女は考えました。主が会いに来られたと…

美しく、汚れのない

雅歌4:7「わが愛する者よ。あなたのすべては美しく、あなたには何の汚れもない」 クリスチャンは神の前に立ったとき、汚れのない者とされます。それだけではなく「あなたのすべては美しい」と言われるのです。自分では意識していませんが、自分を創造された…

ようやく見つけた

雅歌3;2「『さあ、起きて町を行き巡り、通りや広場で、私の愛している人を捜して来よう』私が捜しても、あの方は見あたりませんでした」 1節では床についてまでも愛する人を探すと書かれています。もちろん比喩ですが、寝ても覚めても…とはこのことだと思い…

冬も大雨も

雅歌2:11-12「ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩の声が、私たちの国に聞こえる」 開放の前には束縛があります。不自由に感じない人が、「あなたは解放されました」と言われてもピンときません。冬…

愛の告白

雅歌1:8「女のなかで最も美しい人よ。あなたがこれを知らないのなら、羊の群れの足跡について行き、羊飼いの住まいのかたわらで、あなたの子やぎを飼いなさい」 男と女が交互に語っています。最初は「あの方(2)」という語りかけで、女性から語りかけていま…

みわざを知らない

伝道11:5「あなたは妊婦の胎内の骨々のことと同様、風の道がどのようなものかを知らない。そのように、あなたはいっさいを行なわれる神のみわざを知らない」 地球上にいる動物すべての謎はどうして生まれてくるか、という問題です。命とはなにか?…多くの人は…

蛇にかまれる蛇使い

伝道10:11「もし蛇がまじないにかからずにかみつくなら、それは蛇使いに何の益にもならない」 この時代にヘビ使いがいたことがわかります。ヘビはヘビ使いの笛の動きに合わせて、体をくねらせ、まるで踊っているかのように見えます。飼いならされたヘビは、…

忘れ去られた人

伝道9:15「ところが、その町に、貧しいひとりの知恵ある者がいて、自分の知恵を用いてその町を解放した。しかし、だれもこの貧しい人を記憶しなかった」 知恵があっても貧しければ、誰も気にとめないのは悲しいことです。ソロモンのこの話は実話だろうと言わ…

ソロモンの悟り

伝道8:17「すべては神のみわざであることがわかった。人は日の下で行なわれるみわざを見きわめることはできない。人は労苦して捜し求めても、見いだすことはない。知恵ある者が知っていると思っても、見きわめることはできない」 神によらない出来事などない…

正しすぎず、知恵がありすぎず

伝道7:16「あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか」 正しすぎてはならない…とはどういう意味でしょうか?知恵がありすぎて、何が問題なのでしょうか?これらのことは「自分を滅ぼす」と書かれてい…

いつも飢えてる?

伝道6:7「人の労苦はみな、自分の口のためである。しかし、その食欲は決して満たされない」 人は努力して何を得るでしょうか?まず、食べることの必要でしょう。お腹のすかない人はいません。基本的に食いだめと寝だめはできないとされています。2日分食べた…

成功してもむなしい

伝道4:4「私はまた、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは人間同士のねたみにすぎない。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ」 ソロモンにかかっては、何でもむなしいものになってしまいます。しかし、歴史上最も贅を尽くし、富を持った王…

ソロモンの主題

伝道3:14「私は知った。神のなさることはみな永遠に変わらないことを。それに何かをつけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。神がこのことをされたのだ。人は神を恐れなければならない」 永遠を生きるお方と、地上でわずかな喜びを見い出す…

死んでいなくなる

伝道2:16「事実、知恵ある者も愚かな者も、いつまでも記憶されることはない。日がたつと、いっさいは忘れられてしまう。知恵ある者も愚かな者とともに死んでいなくなる」 どんなに世界を支配しても、人はやがて死にます。アレキサンダー大王は、歴史上最も広…

つらい仕事だ

伝道1:13「私は、天の下で行なわれるいっさいの事について、知恵を用いて、一心に尋ね、探り出そうとした。これは、人の子らが労苦するようにと神が与えたつらい仕事だ」 主は善悪を判断できる心を願ったソロモンを喜びました(2王3:9)。しかしソロモンは晩…

全部滅ぼす

エステル9:5「ユダヤ人は彼らの敵をみな剣で打ち殺し、虐殺して滅ぼし、自分たちを憎む者を思いのままに処分した」 ユダヤ人たちが神殿を修復するときの苦労を思えば、当然だと思います。彼らはペルシャの支配下で「聖絶」を行ったのです。容赦なく、根絶やしにす…

すごい命令

エステル8:11「その中で王は、どこの町にいるユダヤ人にも、自分たちのいのちを守るために集まって、彼らを襲う民や州の軍隊を、子どもも女たちも含めて残らず根絶やしにし、殺害し、滅ぼすことを許し、また、彼らの家財をかすめ奪うことも許した」 ユダヤ人に対…

モルデカイにならって

エステル3:1「この出来事の後、アハシュエロス王は、アガグ人ハメダタの子ハマンを重んじ、彼を昇進させて、その席を、彼とともにいるすべての首長たちの上に置いた」 アガグ人は古くはバラムの時代に記述があり(民24:7)、通説ではアマレク人とも、アマレク人…

アハシュエロス王の時代

エステル1:12「しかし、王妃ワシュティが宦官から伝えられた王の命令を拒んで来ようとしなかったので、王は非常に怒り、その憤りが彼のうちで燃え立った」 アハシュエロス王は聖書特有の名前の表現で、歴史上の名前はクセルクセス王として知られています。王の統…

ネヘミヤがいなければ

ネヘ13:7「エルサレムに帰って来たからである。そのとき、エルヤシブがトビヤのために行なった悪、すなわち、神の宮の庭にある一つの部屋を彼にあてがったことに気づいた」 トビヤはアモン人の役人です(2:10)。彼はエルサレムで神殿の城壁が修復されること…

ユダの子孫

ネヘ11:4「ユダ族とベニヤミン族のうちのある者は、エルサレムに住んだ。すなわち、ユダ族では、ウジヤの子アタヤであった。このウジヤはゼカリヤの子、順次さかのぼって、アマルヤの子、シェファテヤの子、マハラルエルの子。マハラルエルはペレツの子孫のひ…

誠実なお方

ネヘ9:33「私たちに降りかかって来たすべての事において、あなたは正しかったのです。あなたは誠実をもって行なわれたのに、私たちは悪を行なったのです」 いつの時代でも主の正しさは普遍です。問題があるとすれば人のほうです。すべてのことは主によってコン…

回復される主の命令

ネヘ8:14「こうして彼らは、主がモーセを通して命じた律法に、イスラエル人は第七の月の祭りの間、仮庵の中に住まなければならない、と書かれているのを見つけ出した」 律法が捕囚の間に失われ、世代が変わり、多くの人が本来神が命じた命令を忘れていました。…