2016-01-01から1年間の記事一覧

何というひどい迫害

2テモ3:11「またアンテオケ、イコニオム、ルステラで私にふりかかった迫害や苦難にも、よくついて来てくれました。何というひどい迫害に私は耐えて来たことでしょう。しかし、主はいっさいのことから私を救い出してくださいました」 ルステラはテモテの出身…

ヒメナオとピレト

2テモ2:18「彼らは真理からはずれてしまい、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしているのです」 彼らとはヒメナオとピレト(17)を含む、「聞いている人々を滅ぼすことになるような、ことばについての論争(14)」をする人たちのことです…

オネシポロ

2テモ1:16「オネシポロの家族を主があわれんでくださるように。彼はたびたび私を元気づけてくれ、また私が鎖につながれていることを恥とも思わず」 パウロは出会う人々との関係を大切にする義理堅い男だったようです。テモテを引き取り弟子にしたのも、テモ…

繁栄を元どおりにする

ヨエル3:1「見よ。わたしがユダとエルサレムの繁栄を元どおりにする、その日、その時」 イスラエルはエフライム人ヤロブアムを初代王とする国で(1王12:20)、ヤロブアム自身はもともとはソロモンの家来でした(1王11:26-28)。ヤロブアムは主の道に歩まず、悪か…

だれがこの日に耐えられよう

ヨエル2:12「主は、ご自身の軍勢の先頭に立って声をあげられる。その隊の数は非常に多く、主の命令を行なう者は力強い。主の日は偉大で、非常に恐ろしい。だれがこの日に耐えられよう」 主が怒るのに遅いのならば(13)、まだ悔い改めるチャンスがあります。ま…

主の日は来る

ヨエル1:15「ああ、その日よ。主の日は近い。全能者からの破壊のように、その日が来る」 ペテロはヨエルの預言を引用して、「終わりの日に私の霊をすべての人に注ぐ(使2:17)」と語っています。主の霊が注がれるのは、主の日が来られる終わりの時代です。しか…

墓地にすわり豚の肉を食べ

イザ65:4「墓地にすわり、見張り小屋に宿り、豚の肉を食べ、汚れた肉の吸い物を器に入れ」 「墓地」と「豚」と聞くとどうしても、イエス様が行かれたゲラサ(マタイではガダラ)地方を思い出してしまいます。墓地も豚も人から嫌われているものの代表です。社会…

美しい宮は火で焼かれ

イザ64:11「私たちの先祖があなたをほめたたえた私たちの聖なる美しい宮は、火で焼かれ、私たちの宝とした物すべてが荒廃しました」 神殿が炎上したのは、AD70年のユダヤ戦争のときです。ローマは当時世界最強をうたっていましたが、ユダヤ人の反乱鎮圧には…

主の心に定まった日

イザ63:4「わたしの心のうちに復讐の日があり、わたしの贖いの年が来たからだ」 主の定めは予定通り行われます。ソロモンは「天の下では、何事にも定まった時期があり(伝3:1)」と言い、すべては神のみ心のままになることが書かれています。イエス様ご自身も…

ぶどうを取り集めた者がそれを飲む

イザ62:9「取り入れをした者がそれを食べて、主をほめたたえ、ぶどうを取り集めた者が、わたしの聖所の庭で、それを飲む」 エルサレムの緯度はだいたい日本の鹿児島あたりで、雨量も少なくイスラエルの南部は聖書にも多く出てくるネゲブで砂漠地帯です。ユダ…

主はわたしに油をそそぎ

イザ61:1「神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ」 イエス様がナザレで安息日に会堂に入られたとき、イ…

やみが地をおおい

イザ60:2「見よ。やみが地をおおい、暗やみが諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が輝き、その栄光があなたの上に現われる」 「起きよ、光を放て(1)」は、多くの教会で説教テーマになる聖句であり、この章にはイエス様の支配する新世界が描か…

わたしの好む断食

イザ58:5「わたしの好む断食、人が身を戒める日は、このようなものだろうか。葦のように頭を垂れ、荒布と灰を敷き広げることだけだろうか。これを、あなたがたは断食と呼び、主に喜ばれる日と呼ぶのか」 「わたしの好む断食」の「好む」はヘブル語で「bachar…

くちびるの実を創造した者

イザ57:19「わたしはくちびるの実を創造した者。平安あれ。遠くの者にも近くの者にも平安あれ。わたしは彼をいやそう」と主は仰せられる」 主はむさぼった者に対していつまでも怒っているわけではありません(16)。怒りは主から出る霊とたましいが衰えさせる…

言ってはならない

イザ56:3「主に連なる外国人は言ってはならない。「主はきっと、私をその民から切り離される」と。宦官も言ってはならない。「ああ、私は枯れ木だ」と」 在留異国人はある程度イスラエルの民の中でも権利を認められています(出12:19など)。それはイスラエル…

わたしの望む事を成し遂げ

イザ55:11「そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる」 一度発した言葉が戻ってくるなら、それはその言葉に何の効力もなくただ空中…

わたしの変わらぬ愛は

イザ54:10「たとい山々が移り、丘が動いても、わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない」とあなたをあわれむ主は仰せられる」 これは「不妊の女(1)」に対する預言です。「女」は国を表し、不妊は国を持たないユダヤ人に対する比…

見とれるような姿もなく

イザ53:2「彼は主の前に若枝のように芽ばえ、砂漠の地から出る根のように育った。彼には、私たちが「見とれるような姿もなく、輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない」 イエス様の容姿はサウルのように「だれよりも、肩から上だけ高かった(1サム9:2)」…

わたしの義はとこしえに続き

イザ51:8「しみが彼らを衣のように食い尽くし、虫が彼らを羊毛のように食い尽くす。しかし、わたしの義はとこしえに続き、わたしの救いは代々にわたるからだ」 「彼ら」は地の上に住む者たち(6)のことで、心に主のおしえを持たない人たちのことです(7)。彼ら…

つばきをかけられても

イザ50:6「打つ者に私の背中をまかせ、ひげを抜く者に私の頬をまかせ、侮辱されても、つばきをかけられても、私の顔を隠さなかった」 福音書の中にはイエス様がひげを抜かれた記述はありませんが、ひげが権威の象徴であり、男性がひげを剃ることは、頭や足の…

足のちりをなめる

イザ49:23「王たちはあなたの世話をする者となり、王妃たちはあなたのうばとなる。彼らは顔を地につけて、あなたを伏し拝み、あなたの足のちりをなめる。あなたは、わたしが主であることを知る。わたしを待ち望む者は恥を見ることがない」 ユダヤ人の迫害は…

悩みの炉で

イザ48:10「見よ。わたしはあなたを練ったが、銀の場合とは違う。わたしは悩みの炉であなたを試みた」 「練る」のヘブル語は「tsaraph(ツァラーフ)」といい、「試す」とか「精錬する」の意味があります。練るといっても、こねるわけでなく、熱を通して他の金…

私だけは特別だ

イザ47:7「あなたは『いつまでも、私は女王でいよう』と考えて、これらのことを心に留めず、自分の終わりのことを思ってもみなかった」 収入も安定し、生活に不安がなくなれば、このままその状態が続くことを願うはずです。バビロンも同じでした。しかし人に…

大昔の事を思い出せ

イザ46:9「遠い大昔の事を思い出せ。わたしが神である。ほかにはいない。わたしのような神はいない」 最も遠い昔は創世記にある「光があれ(創1:3)」までさかのぼります。そうすると、天地を造られる前から、つまりまだほかの神々など影も形もないときから…

知りもせず、悟りもしない

イザ44:18「彼らは知りもせず、悟りもしない。彼らの目は固くふさがって見ることもできず、彼らの心もふさがって悟ることもできない」 偶像のむなしさは多くの個所で書かれています。そして、それは目に見えないものへの信頼がいかに難しいことかの裏返しで…

あなたがたはわたしの証人

イザ43:12「このわたしが、告げ、救い、聞かせたのだ。あなたがたのうちに、異なる神はなかった。だから、あなたがたはわたしの証人。―主の御告げ―わたしは神だ」 現代のユダヤ人の定義はユダヤ教を信じる人たちも含まれるので、ちょっと本筋からずれている…

そのおしえを待ち望む

イザ42:4「彼は衰えず、くじけない。ついには、地に公義を打ち立てる。島々も、そのおしえを待ち望む」 「彼」とは「わたしの心の喜ぶわたしが選んだ者(1)」のことで、神が選び、心が喜ぶのはイエス様のほかいません。イエス様のおしえが全世界に広がり、す…

はるかな所からあなたを呼び出し

イザ41:9「わたしは、あなたを地の果てから連れ出し、地のはるかな所からあなたを呼び出して言った。「あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、捨てなかった」」 19世紀後半にシオニズム運動が始まり、ユダヤ人の祖国を持とうという運動が強まり…

神をだれになぞらえ

イザ40:18「あなたがたは、神をだれになぞらえ、神をどんな似姿に似せようとするのか」 キリスト教初期は偶像を警戒していたようですが(1コリ10:14など)、年月が流れるうちに徐々にその戒めもゆるくなってきています。中世では絵画にキリストを描き飾ること…

バビロンの王メロダク・バルアダン

イザ39:1「そのころ、バルアダンの子、バビロンの王メロダク・バルアダンは、使者を遣わし、手紙と贈り物をヒゼキヤに届けた。彼が病気だったが、元気になった、ということを聞いたからである」 歴史の本ではヒゼキヤの時代にはバビロンはアッシリアの属州で…