2017-01-01から1年間の記事一覧

誓わないようにしなさい

ヤコ5:12「私の兄弟たちよ。何よりもまず、誓わないようにしなさい。天をさしても地をさしても、そのほかの何をさしてもです。ただ、「はい」を「はい」、「いいえ」を「いいえ」としなさい。それは、あなたがたが、さばきに会わないためです」 これはイエス…

御前でへりくだりなさい

ヤコブ4:10「主の御前でへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高くしてくださいます 」 国語辞典では「へりくだる」は「相手を敬って自分を低くする」とあります。ここに登場するギリシャ語「tapeinoo(タペイナオ)」はまさしく「自分を低くする」…

甘い水と苦い水

ヤコ3:11「泉が甘い水と苦い水を同じ穴からわき上がらせるというようなことがあるでしょうか 」 ギリシャ語の「苦い」「pikros(ピクロス)」と「甘い」「glykys(グルクース)」が比較の対象として語られています。甘い水は主を賛美するものだとするなら、苦い…

あなたがたの行ないはりっぱです

ヤコ2:8「もし、ほんとうにあなたがたが、聖書に従って、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という最高の律法を守るなら、あなたがたの行ないはりっぱです 」 2017年度の離婚調査では、離婚原因の上位に「浮気」という項目が目立ちます。毎日「愛し…

イエス・キリストのしもべヤコブ

ヤコブ1:1「神と主イエス・キリストのしもべヤコブが、国外に散っている十二の部族へあいさつを送ります 」 ギリシャ語では「ヤコブ」は「iacob(ヤコーブ)」と「iakobos(ヤコボス)」の2種類が使われており、英語では「iakobos(ヤコボス)」をすべて「james」…

俗悪なむだ話

1テモ6:20「テモテよ。ゆだねられたものを守りなさい。そして、俗悪なむだ話、また、まちがって「霊知」と呼ばれる反対論を避けなさい 」 「俗悪なむだ話」は新約の中でテモテに2回しか出てこない言葉です。具体的な内容は書かれていませんが、真理に逆らう…

御霊が明らかに言われるように

1テモ4:1「しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります 」 聖書のほかの個所にパウロが後の時代のことを御霊から聞いたことは書かれていません。しかし、パウ…

婦人執事

1テモ3:11「婦人執事も、威厳があり、悪口を言わず、自分を制し、すべてに忠実な人でなければなりません 」 原文では「婦人執事」は「gyne(グネイ)」となっており、単に「女性」「婦人」を指す言葉です。英語訳NIVでは注解として「deacon」すなわち、助祭…

神と人との間の仲介者

1テモ2:5「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです 」 旧約の時代には大祭司だけが、主の前に進み出て主との面会ができるようになっていました(ヘブ9:7)。ただし、大祭司がそのまま至聖所に入ること…

論議を引き起こすだけ

1テモ1:4「 果てしのない空想話と系図とに心を奪われたりしないように命じてください。そのようなものは、論議を引き起こすだけで、信仰による神の救いのご計画の実現をもたらすものではありません 」 パウロが最初エペソへ訪れたときに、単独でシナゴーグに…

一つ心になりなさい

2コリ13:11「終わりに、兄弟たち。喜びなさい。完全な者になりなさい。慰めを受けなさい。一つ心になりなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神はあなたがたとともにいてくださいます 」 問題がなければ3回も訪問する必要はないでしょう(1)。そ…

私の恐れていること

2コリ12:20「私の恐れていることがあります。私が行ってみると、あなたがたは私の期待しているような者でなく、私もあなたがたの期待しているような者でないことになるのではないでしょうか。また、争い、ねたみ、憤り、党派心、そしり、陰口、高ぶり、騒動…

誇る者は、主を誇りなさい

2コリ10:17「誇る者は、主を誇りなさい 」 「誇る」のギリシャ語「kauchomenos(コウチョメノス)」は新約でも2回だけコリントの手紙に出てくる珍しい単語です(1コリ1:31)。ここではパウロが有言実行の男であることが書かれ(11)、強気で話すのはキリストに属す…

マケドニヤの人が私といっしょに

2コリ9:4「そうでないと、もしマケドニヤの人が私といっしょに行って、準備ができていないのを見たら、あなたがたはもちろんですが、私たちも、このことを確信していただけに、恥をかくことになるでしょう 」 マケドニア地方の第一の都市はピリピだと聖書に…

それをし遂げなさい

2コリ8;11「ですから、今、それをし遂げなさい。喜んでしようと思ったのですから、持っている物で、それをし遂げることができるはずです 」 コリントの最初の手紙の中で、献金を募っている箇所があります(1コリ16:1-3)。おそらくその献金のことを指している…

あの問題について

2コリ7;11「ご覧なさい。神のみこころに添ったその悲しみが、あなたがたのうちに、どれほどの熱心を起こさせたことでしょう。また、弁明、憤り、恐れ、慕う心、熱意を起こさせ、処罰を断行させたことでしょう。あの問題について、あなたがたは、自分たちがす…

汚れたものに触れないように

コリ6:17「それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らと分離せよ、と主は言われる。汚れたものに触れないようにせよ。そうすれば、わたしはあなたがたを受け入れ 」 これはパウロがクリスチャンと不信者との関係を語るときに引用した言葉です(15)。「汚れたもの…

裸の状態になることはない

2コリ5:3「それを着たなら、私たちは裸の状態になることはないからです」 アダムとエバは、罪を犯した後に裸であることに気づき主の御顔から隠れました(創3;8)。ペテロは船に上着を着ずに乗っていたときに、復活のイエス様に出会い、慌てて水に飛び込みまし…

7「主は御霊です

2コリ3:17「主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります」 「主」は英語の「Lord」で、ギリシャ語では「kyrios(コリオス)」で、イエス様を呼ぶときなどに使われています(マタ8:6など)。パウロは顔のおおいの話をしています。このおおいは…

私もその人を赦します

2コリ2:10「もしあなたがたが人を赦すなら、私もその人を赦します。私が何かを赦したのなら、私の赦したことは、あなたがたのために、キリストの御前で赦したのです」 「赦す」のギリシャ語「charizomai(ハリゾマイ)」は「与える」とか「運ぶ」という意味が…

アカヤ全土にいるすべての聖徒たち

2コリ1:1「神のみこころによるキリスト・イエスの使徒パウロ、および兄弟テモテから、コリントにある神の教会、ならびにアカヤ全土にいるすべての聖徒たちへ 」 歴史ではBC31年にローマ皇帝アウグストゥスが、アカヤとマケドニアを分離したとあります。イ…

メディヤとペルシヤの王の年代記の書

エス10:2「彼の権威と勇気によるすべての功績と、王に重んじられたモルデカイの偉大さについての詳細とは、メディヤとペルシヤの王の年代記の書にしるされているではないか 」 現在のイランには伝説として、ユダヤ人の王妃と宰相がいたことが語り継がれてお…

その迫害する者

エス7:6「エステルは答えた。「その迫害する者、その敵は、この悪いハマンです。」ハマンは王と王妃の前で震え上がった」 エステル記を起源とする「プリム祭」は現在でも3月ごろにイスラエルで行われています。いつの時代にもユダヤ人は迫害に遭い、ローマ時…

王は眠れなかった

エス6:1「その夜、王は眠れなかったので、記録の書、年代記を持って来るように命じ、王の前でそれを読ませた 」 聖書にはアハシュエロスが眠れなかったことが、神の導きによるとは書かれていませんが、あたかも王にモルデカイの功績を知らせるかのように王は…

王のすべての州に書簡を送った

エス1:22「そこで王は、王のすべての州に書簡を送った。各州にはその文字で、各民族にはそのことばで書簡を送り、男子はみな、一家の主人となること、また、自分の民族のことばで話すことを命じた 」 ペルシャの行政州では民族ごとに分けられており、州で使…

安息日に荷物が持ち込まれないように

ネヘ13:19「安息日の前、エルサレムの門に夕やみが迫ると、私は命じて、とびらをしめさせ、安息日が済むまでは開いてはならないと命じた。そして、私の若い者の幾人かを門の見張りに立て、安息日に荷物が持ち込まれないようにした 」 せっかくネヘミヤが苦労…

エルサレムに住んだ

ネヘ11:3「エルサレムに住んだこの州のかしらたちは次のとおりである。ユダの町々には、イスラエル人、祭司、レビ人、宮に仕えるしもべたち、ソロモンのしもべたちの子孫が、それぞれ、自分たちの町々の自分の所有地に住んだ 」 ペレツの子、すなわちユダの…

警告を心に留めません

ネヘ9:34「私たちの王たち、つかさたち、祭司たち、先祖たちは、あなたの律法を守らず、あなたの命令と、あなたが彼らに与えた警告を心に留めませんでした 」 この言葉を語ったのはヨシュア、カデミエル、バニ、ハシャブネヤ、シェレベヤ、ホディヤ、シェバ…

四万二千三百六十名であった

ネヘ7:66「全集団の合計は四万二千三百六十名であった 」 42,360人という総数に関してはエズラも同じ数字を記しています(エズ2:64)。しかし、その過程においてはあまりにも違う数字が書かれており、比較するときに数十、数百のみならず、1000という単位で違…

トビヤとサヌバラテ

ネヘ6:12「私にはわかっている。今、彼を遣わしたのは、神ではない。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤとサヌバラテが彼を買収したからである 」 ホロン人の起源はヨシュア記にユダの割り当ての地にホロンの名前が出てきます(ヨシュ15:51)。現在でもイス…