2020-01-01から1年間の記事一覧

2テモテ2章 復活がすでに起こったと言って

2テモ2:18「彼らは真理からはずれてしまい、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしているのです」死者の復活のことを言っているのであれば、それは主が来られるときです(1テサ4:16)。もう、聖徒たちが復活したのなら、主が地上にこられている…

2テモテ1章 力と愛と慎みとの霊です

2テモ1:7「神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です」「力」「愛」「慎み」は英語では「power」「love」「self-discipline」となっています。「慎み」に使われたギリシャ語「sophronismos(ソフロニスモス)」は、新約の中でここだけ…

ヨエル3章 太陽も月も暗くなり

ヨエル3:15「太陽も月も暗くなり、星もその光を失う」イエス様も世の終わりにイエス様が戻ってこられるときは(マタ24:3)、太陽、月が暗くなり、星が天から落ちると言われています(マタ24:29)。ヨエルは「主の日(14)」とか「その日(1)」という言い方をして、主が計画してお…

ヨエル1章 それに牧場がないからだ

ヨエル1:18「ああ、なんと、家畜がうめいていることよ。牛の群れはさまよう。それに牧場がないからだ。羊の群れも滅びる」 いなごの害は、蝗害と言います。日本では江戸時代、享保の年に起き、明治15年にも北海道で蝗害が発生しています。ヨエルがこの蝗害を先に…

1テモテ6章 金銭を愛することが、あらゆる悪の根

1テモ6:10「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました」アメリカの大富豪デビッド・ロックフェラーは、6回も心臓移植をして、102歳で亡くなりました。心臓…

1テモテ5章 若いやもめは結婚し

1テモ5:14「ですから、私が願うのは、若いやもめは結婚し、子どもを産み、家庭を治め、反対者にそしる機会を与えないことです」 当時は女性が自立して生活をすることは難しく、やもめの立場はかなり低いものでした。初代教会でステパノたちが選ばれる原因となっ…

1テモテ4章 年が若いからといって

1テモ4:12「年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい」 パウロがルステラで最初にテモテに出会ったときには、テモテはすでに評判の良い青年でした(使16…

1テモテ3章 神の家でどのように行動すべき

1テモ3:15「それは、たとい私がおそくなった場合でも、神の家でどのように行動すべきかを、あなたが知っておくためです。神の家とは生ける神の教会のことであり、その教会は、真理の柱また土台です」 文面からするとテモテがエペソ教会を任されてから、そんなに…

1テモテ2章 子を産むことによって救われます

1テモ2:15「しかし、女が慎みをもって、信仰と愛と聖さとを保つなら、子を産むことによって救われます」 ストレートに読むならば、未婚の女性、不妊の人、結婚してもなかなか子どもが与えられない人などは、落胆しかねないことばです。あたかも子どもを産まなけ…

2テサロニケ3章 私のどの手紙にもあるしるし

2テサ3:17「パウロが自分の手であいさつを書きます。これは私のどの手紙にもあるしるしです。これが私の手紙の書き方です」 現代なら筆跡鑑定をして、パウロ本人が書いたがどうかを調べることができます。パウロの手紙はほとんどが口述筆記で、テサロニケの手紙…

2テサロニケ2章 まず背教が起こり

2テサ2:3「だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです」「背教」のギリシャ語「apostasia(アポスタシア)」は、そのまま英語の「apostasy」の語源になって…

2テサロニケ1章 御使いたちを従えて

2テサ1:7「苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります」 なぜパウロは、テサロニケの…

コロサイ4章 ラオデキヤ人の教会でも

コロ4:16「この手紙があなたがたのところで読まれたなら、ラオデキヤ人の教会でも読まれるようにしてください。あなたがたのほうも、ラオデキヤから回って来る手紙を読んでください」 文面からすると、ラオデキヤにも手紙を書き送っているように見えます。現存す…

コロサイ3章 新しい人を着たのです

コロ3:10「新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです」 「造り主のかたち」というのは、ギリシャ語「eikon(アイコン)」が使われ、英語でいう「イメージ」の意味があります。アダムは神に似せて造られた…

コロサイ2章 肉体の苦行などのゆえに

コロ2:23「そのようなものは、人間の好き勝手な礼拝とか、謙遜とか、または、肉体の苦行などのゆえに賢いもののように見えますが、肉のほしいままな欲望に対しては、何のききめもないのです」カトリックでは復活祭などの祭りで、十字架を担いだり、手に釘を打っ…

ピリピ4章 どんなことでもできるのです

ピリ゚4:13「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」いろいろな説教のタイトルになる有名なことばです。「どんなことでも」はギリシャ語の「pas(パス)」が使われ、「すべて」とか「それぞれの」という意味があります。最後にパウロは贈り物…

ピリピ3章 きっすいのヘブル人で

ピリ3:5「私は八日目の割礼を受け、イスラエル民族に属し、ベニヤミンの分かれの者です。きっすいのヘブル人で、律法についてはパリサイ人」 ある人は良家の生まれで、最高の大学を出て、優良企業に就職し、などと自慢する人もいるでしょう。パウロも血筋といい…

ピリピ2章 神のあり方を捨てられないとは考えず

ピリ゚2:6「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず」パウロの主観的な意見です。問題は神がいつ「神のあり方を捨てられる」と考えたかです。それは創世記に神が最初のことばを発した「光、あれ(創1:3)」のときだと思います。つまり…

ピリピ1章 見分けることができるように

ピリ1:10「あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく」 ピリピへの宣教のきっかけは、パウロの見た幻によります。ある夜、パウロは「マケドニヤに渡ってきて…

エペソ6章 天にいるもろもろの悪霊

エペ6:12「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです」 神を信じる者は肉体を離れて天に上り、神の前に立つようになると思っていましたが、天にも悪霊がいるのでしょう…

エペソ5章 酒に酔ってはいけません

エペ5:18「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい」 世界中の各地に歓楽街があり、風俗があります。日本では道路交通法が強化され、酒気帯び運転は即刻免停、もし事故を起こすなら交通刑務所に収監されます。そうい…

エペソ3章 その奥義とは

エペ3:6「その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです」パウロが異邦人伝道に目覚めたのは、コリントでユダヤ人たちから暴言を吐かれたか…

エペソ2章 生まれながら御怒りを受けるべき

エペ2:3「私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行ない、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした」クリスチャンと言えども、元をたどれば誰も同じです。聖徒と呼ばれるペ…

エペソ1章 いっさいのものがキリストにあって

エペ1:10「時がついに満ちて、実現します。いっさいのものがキリストにあって、天にあるもの地にあるものがこの方にあって、一つに集められるのです」 「いっさいのもの」は、すべてのもののことです。英語では「all things」、ギリシャ語では「pas(パス)」となってい…

ガラテヤ6章 を煩わさないように

ガラ6:17「これからは、だれも私を煩わさないようにしてください。私は、この身に、イエスの焼き印を帯びているのですから」パウロがガラテヤの諸教会に送った手紙の目的は、間違った教えがガラテヤの教会に広まったことを危惧してのことです(1:6)。おそらくパ…

ガラテヤ5章 御霊によって歩みなさい

ガラ5:16「私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません」 目に見えず、耳にも聞こえない御霊にどうのように従うのでしょうか。聖霊が最初に下ってきたとき、他国のことばで話したことが書かれていま…

ガラテヤ4章 あの人々の熱心

ガラ4:17「あなたがたに対するあの人々の熱心は正しいものではありません。彼らはあなたがたを自分たちに熱心にならせようとして、あなたがたを福音の恵みから締め出そうとしているのです」 「あの人々」とは、別の福音を言いふらして、ガラテヤの人々をかき乱す…

ガラテヤ2章 それこそキリストの死は無意味です

ガラ2:21「私は神の恵みを無にはしません。もし義が律法によって得られるとしたら、それこそキリストの死は無意味です」 私たちは無意味なもののためにキリストを信じるようになったのでしょうか。意味のないものに自分の人生を捧げるとすれば、それはむなしい…

ガラテヤ1章 私たちが宣べ伝えた福音に反する

ガラ1:8「しかし、私たちであろうと、天の御使いであろうと、もし私たちが宣べ伝えた福音に反することをあなたがたに宣べ伝えるなら、その者はのろわれるべきです」「私たち」はパウロたち「使徒」のことです。その引き合いに「天の御使い」が使われています。パウロ…

2コリント13章 容赦はしません

2コリ13:2「私は二度目の滞在のときに前もって言っておいたのですが、こうして離れている今も、前から罪を犯している人たちとほかのすべての人たちに、あらかじめ言っておきます。今度そちらに行ったときには、容赦はしません」コリントの人たちにはいろいろなタ…